7月〜8月の読書記録

読書記録
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トリジロウさん
トリジロウさん

9月中に更新する予定でしたが、いろいろありまして(コロナとか)アップ出来ずにおりました。
久しぶりの読書記録更新です。

さくらぎ
さくらぎ

真夏の読書はイマイチ捗りませんでした。
その理由の一つが「嵐が丘」にかかりきりだったせいもあるので、ラストスパート。
どうしても8月中に読了したくて、残り二日で頑張りました。
この集中力、いつでも発揮できたらいいのに(笑)

冊数は少なかったけど、人生を変えてくれそうな良い本との出会いもありました!
1冊ずつ紹介していきますね。

老人と海 ヘミングウェイ 訳・小川高義

暇だったので、無料で読める一流な感じの本を探していたらヒット。
「天才と発達障害」という本の中で、ヘミングウェイも紹介されていて気になったいました。
タイトルは知っていたけど、全然内容は知らずに読みました。

主人公の老人と、少年と、あとはカジキとサメがメインキャストというシンプルな作品。
釣りに行って帰って来るだけでこんなに熱い大冒険が描けるなんて!
ところどころで出てくる野球選手の踵の「骨棘」の話が何度も出て来るんですが、土踏まずの痛みには私も悩まされていて骨棘予備軍。
話題が出るたびに「あれ痛いんだよなあ」と思って足裏がシクシク痛むような気がしました(笑)
(ちなみに、土踏まずをテニスボールとか空瓶とかでゴロゴロマッサージしてあげるとだいぶ予防出来ます。)

「見えている部分には必ず水面下に八分の七がある。知っているものは省いてよい。知らないから書かないのではストーリーに穴をあける」
と、インタビューで語っていたと、解説に書かれていたんだけども、なるほどなと思ってしまった。
だからこんなにもシンプルな文なのに深みがあるのか。

翻訳がとてもよく、あとがきも解説も面白くて、珍しく飛ばさず読みました。
相方が大学の時に「老人と海」を読む機会があって、とんでもない苦行だったと話していたので、翻訳って大事だなと思ってしまう。
まあ、翻訳がよくても相方には苦行な可能性の方が高いですが。
他の翻訳家さんを名指しでディスってるのがすごい。
こういう人、ほんと好きだなって思います(笑)

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか 中島聡

楽天ブックスのセールで見かけてなんとなく記憶していた本。
KindleUnlimitedで。こんなに素晴らしい本が無料で読めるなんて……!!

Windows95の開発に携わった中島聡さんの仕事術が紹介されています。
特殊な方法とかは一切なく、すごくシンプル。
面倒な仕事はさっさと終わらせる。
ラストスパートではなくて、「20倍界王拳モード」で週の始め、早朝から、ロケットスタートで集中して終わらせる。
「なるはや案件」を詰め込まない。

大谷翔平さんが睡眠は質より量と発言して話題になりましたが(ちなみにスポーツ選手で運動量もあるので睡眠の質もかなりよさそうだと推測してます。)、中島聡さんもよく眠るらしい。
徹夜をするときもあるけど、午後は眠くなったらすぐに短時間の睡眠をとって、集中力を回復させるそうです。そしてそれでも眠い時は短時間の睡眠を回復するまで繰り返すのだそうです。

私は午後の時間は集中力が下がりまくって、ほとんど使い物にならないレベルなんですが(笑)
(お昼を食べてぼんやりしているうちに気がついたら4時!!なんてことがしょっちゅうです)
もう無理するのはやめようって心に決めました。

ロケットスタート仕事術は試してみたら、とんでもなく大量のタスクをこなせて感動したものの、その分めちゃくちゃくたびれました(笑)1週間続けてみたら、翌週ダウンしました……
そもそも「20倍界王拳モード」になかなかなれない。毎週は無理!
まあ、そんなこと言ってても先に進まないので、自分の限界が2倍界王拳だとしても何とかやっていきたいと思います。

メインの仕事術だけでなく、中島聡さんの学生時代や、マイクロソフトで働くきっかけになったエピソードもとても興味深かった。
無駄な受験勉強をしたくなくて、東大ではなく早稲田(社会科の暗記は自分には無駄とのことで)を目指したエピソードは衝撃でした。

きいろいばけつ もりやまみやこ 作 つちだよしはる 絵

去年の秋に斑尾高原で妙に人懐っこいきつねを目撃してから、密かにきつねブームが来てます。
蔵王キツネ村にも行ってきました〜♪
小学生の頃、大好きだったこちらのシリーズを思い出して思わず購入してしまいました!

置き去りにされたバケツを見つけたきつねの子。
一週間経っても誰も取りに来なかったら、自分のものにしようと思って(この説明文だと不穏な感じになってしまう…)、毎日ドキドキわくわくしながらバケツを眺めている姿に胸が熱くなりました。

iPadが我が家にやってくるまでの日々を思い出してしまいました。
一刻も早く欲しい気持ちもあったけど、思い出すと待っている時間もすごく楽しかったな。
毎日のように新製品の情報をチェックしたり、現行モデルを比較したり、活用方法調べたり。
待ちきれなくて、紙で作ったりもしましたね(笑)

人類は衰退しました3 田中ロミオ

初めて読む本でもないので、入れるか迷ったんですけど、とにかく1冊読んだので。
大好きなこのシリーズなんですが、久しぶりに読み返しました。
一時期、セリフを覚えてしまうほどに繰り返し読んでいましたし(今もソラで言えます)、アニメも観ました!
8巻以降の話が本当に素晴らしいので、再アニメ化希望。
ネットフリックスさん、どうかお願いします………!!!!
可愛いんだけどちょっとダークでシュールな妖精さんに癒されます。
3巻は主人公が遺跡で遭難するお話。
ここ出てくる妖精さんの人数によって起きる出来事って、ちゃんと最終巻で伏線回収されるんですよね。
そして機械にも心があるというお話です。
何度読んでも泣きそうになってしまう。

嵐が丘 E・ブロンテ 訳・小野寺健

「せっかく読むなら名作を」というわけでこちら。
いやーーー、めちゃくちゃ時間かかった……!
面白かったけど大変でした。

まず登場人物が多い。
冒頭部分、もう誰が誰やら……

それから、主人公が引っ越してきてこの感じの悪いファミリーとどう関わっていくのかと思いきや、途中からメイドのネリーの語りへと変わります。主人公は引っ越してきて、ネリーの話聞いて、たまに遊びに行ってその後を見守って、それで終わり。
語り口調なのがまたわかりにくかったりするわけですが、三人称で書かれていたら胸糞悪すぎで読むのやめたくなってしまったかも。

現代人だと、なんでそんなに想い合ってるならどうにかすればいいじゃん!ってモヤモヤしちゃうんですけど、時代的に無理なんだろうなあと補完しながら。
「当時はそうだった」視点を忘れると、キャサリンにイライラしてしまいます。
レビューでも多いですね(笑)

最後はヒースクリフがあっさり死んで、あっさりハッピーエンドに。
キャサリンの幽霊は相変わらずいるのかなあ。

名作を読み終えたという満足感。
ちなみに上巻はKindleUnlimitedで読めます。

最後に

さくらぎ
さくらぎ

ここには紹介してない本も合わせて、2ヶ月で合計9冊読了でした。

7月中旬ごろから嵐が丘と、素粒子の本にかかりきりでした。
素粒子の本は9月分で紹介します。
認めたくないんだけど、2巻以上の長編小説はよほど面白くないと集中力が続かない……!!
どんなに面白くても、一区切りついたところで休憩入れたくなっちゃいます。
そして休憩が長くなると中身を忘れちゃうですよねー。

7、8月はお気に入りのマンガの新刊が一気に発売されて、マンガばっかり買ってました。
今度は好きなマンガもまとめてみようかな。
マンガは意外とお金がかかるので特別に気に入った作品だけ買い集めているんですが、ちょっとずつお気に入りが増えてしまっているのが悩みです。

10月に入って一気に涼しくなりました。
ユニクロのエアリズムを着てると隙間風を肌に感じます(笑)
読書も捗るかと思いきや、まだまだ本調子じゃないのか集中力が戻ってきません。
短時間で読める面白い本ないかな〜。

9月分はなるべく早めに更新したいなーと思ってますが、のんびりやってるので気長にお待ちくださいませ♪

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少しわかりにくいですが、関連記事の下にあります。
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